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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年5月17日)

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「オンボー」など新薬11成分17品目、24日収載

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は5月17日、日本イーライリリーの潰瘍性大腸炎治療薬「オンボー点滴静注/皮下注」やアッヴィのパーキンソン病治療薬「ヴィアレブ配合持続皮下注」など新薬11成分17品目の薬価収載を了承した。収載は24日付。今年3月に承認を取得し、5月の薬価収載が見込まれていたノボノルディスクファーマの肥満症治療薬「ウゴービ皮下注」は収載されなかった。オンボー皮下注はピーク時に291億円の売上を予測。武田薬品工業の潰瘍性大腸炎治療薬「エンタイビオ皮下注」も収載される。詳しくはトピックス

 

「タリージェ」「エンレスト」「ベージニオ」市場拡大再算定で薬価引き下げ

中医協総会は5月17日、第一三共の疼痛治療薬「タリージェ錠」(一般名・ミロガバリンベシル酸塩)、ノバルティスファーマの心不全・高血圧症治療薬「エンレスト錠」(サクビトリルバ ルサルタンナトリウム水和物)、日本イーライリリーの抗がん剤「ベージニオ錠」(アベマシクリブ)について、市場拡大再算定を適用して薬価を引き下げることを了承した。NDBデータをもとに検討したところ、いずれも「年間販売額350億円超かつ基準年間販売額の2倍超」の要件に該当すると判断された。タリージェ(4規格)は4.8~4.9%、エンレスト(3規格)は15.0%、ベージニオ(3規格)は8.1%の引き下げ。タリージェの類似品としてヴィアトリス製薬の「リリカカプセル」、ベージニオの類似品としてファイザーの「イブランスカプセル」も引き下げを受ける。新薬価の適用は8月1日付。

 

塩野義、ゾコーバ後継品のP1試験開始

塩野義製薬は5月17日、新型コロナウイルス感染症治療薬「S-892216」について、国内で臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。新型コロナに対する次世代の経口抗ウイルス薬として創製した3CLプロテアーゼ阻害薬で、昨年承認を取得した「ゾコーバ」(エンシトレルビル フマル酸)の後継品。ゾコーバは併用禁忌の薬剤が多く、妊婦や妊娠している可能性のある女性には投与できない。S-892216はこうした課題の克服を狙っている。

 

武田、cTTP治療薬TAK-755を米国で申請

武田薬品工業は5月17日、ADAMTS13欠乏性疾患の先天性血栓性血小板減少性紫斑病(cTTP)に対する酵素補充療法「TAK-755」を米国で申請し、FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。優先審査の指定を受けた。承認されれば、cTTPに対する初の遺伝子組換えADAMTS13(rADAMTS13)補充療法薬となる。

 

Chordia AIでバイオマーカー発見、京大・富士通と実証実験

Chordia Therapeutics(神奈川県藤沢市)は5月17日、京都大、富士通とともに、AIを使ってがんの新薬に対するバイオマーカーを発見する実証実験を開始したと発表した。京都大の次世代シークエンサーを用いたゲノム情報解析プラットフォームで得られた結果に対し、富士通の因果発見技術で薬剤効果と遺伝子の因果関係を網羅的に探索。Chordiaが研究開発を進めるRNA制御ストレスを標的としたがん治療薬の効果を予測するバイオマーカーの発見につなげる。

 

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