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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年1月17日)

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塩野義の新型コロナワクチン、5~11歳対象の国内臨床試験を開始

塩野義製薬は1月17日、開発中の新型コロナウイルスワクチン「S-268019」について、5~11歳の小児を対象とする2つの臨床試験を国内で開始したと発表した。1つは進行中の臨床第1/2/3(P1/2/3)試験のパート2で、もう1つは追加接種時の免疫原性を検証するP3試験。いずれもファイザーの「コミナティ筋注」を対照群とし、20歳以上の成人と同様の効果を得られるか検証する。目標症例数はそれぞれ150人と100人。S-268019は組換えタンパクワクチンで、塩野義は昨年11月、成人の初回免疫と追加免疫で申請を行った。

 

日医工、新社長に岩本氏…前サンド日本法人トップ

日医工は1月17日、今年3月ごろに退任する田村友一社長の後任に、前サンド日本法人社長の岩本紳吾氏を充てる人事を発表した。2月17日に開く臨時株主総会とその後の取締役会を経て正式決定する。田村氏以外の社内取締役(4人)は留任する。岩本氏は1983年に山之内製薬(現アステラス製薬)に入社。同社メディカルアフェアーズ部長、テバ製薬営業本部長、アスペンジャパン社長を経て、2020年から22年末までサンドの社長を務めていた。62歳。

 

クリングルファーマ 声帯瘢痕対象にHGFタンパク製剤のP3試験開始

クリングルファーマは1月17日、声帯瘢痕患者を対象とした組換えヒトHGFタンパク質製剤(開発コード・KP-100LI)のP3試験を開始したと発表した。試験は成人患者62人を対象に実施する予定で、24週目のプラセボに対するVHI-10スコア改善率を評価する。声帯瘢痕は、炎症や外傷によって声帯粘膜が硬化し、重度の発声障害をきたす線維性疾患。国内の患者数は約1万人と推定されている。

 

東レ「レミッチ」韓国でOD錠発売

東レは1月16日、自社創製のそう痒症改善薬「レミッチ」(一般名・ナルフラフィン塩酸塩)について、韓国で販売提携先のSKケミカルがOD錠の販売を開始したと発表した。韓国では同社が2013年から軟カプセル剤を販売しているが、OD錠の発売で嚥下機能が低下した高齢患者などの利便性向上を図る。

 

日本セルヴィエ、新社長にシャルル氏

日本セルヴィエは1月16日、1月1日付でジェラール・シャルル氏が社長に就任したと発表した。前任のエリック・デラージュ氏は昨年12月31日付で退任した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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