武田、セリアック病治療薬を独社と共同開発
武田薬品工業は10月20日、独Zedira、同Dr.Falk Pharmaと、セリアック病治療薬「ZED1227/TAK-227」の開発で提携したと発表した。同薬は現在、臨床第2b相(P2b)試験を実施中で、今後、武田とDr.Falkがグローバル試験を行う。武田は、米国とその他の国(欧州、カナダ、オーストラリア、中国を除く)の開発・販売権を取得。武田は2社に一時金を支払うほか、開発・販売マイルストンと売り上げに応じたロイヤリティを支払う可能性がある。ZED1227はZediraが創製した化合物で、2011年にDr.Falkが欧州での権利を取得した。同薬は組織トランスグルタミナーゼ(TG2)と呼ばれる酵素を選択的に阻害することで、グルテンに対する免疫反応を抑える。武田にとっては、これが3つ目のセリアック病新薬候補となる。
GSK、高齢者向けRSウイルスワクチンを申請
グラクソ・スミスクラインは10月21日、60歳以上の成人を対象としたRSウイルスワクチンを申請したと発表した。RSウイルスによる下気道疾患の予防を目的とした組み換えタンパクワクチン。現在、世界で承認されているRSウイルスワクチンは存在しない。今回の申請は、60歳以上の成人を対象にRSウイルス下気道疾患に対するワクチンの有効性・安全性を評価したP3試験の中間解析結果に基づく。