あすかや東レなど4社、フェムテックの実証事業を実施
あすか製薬、東レ、ネクイノ(大阪市北区)、プレミア・ウェルネスサイエンス(東京都港区)は7月12日、コンソーシアム協定を締結し、PMSや月経困難症などで労働生産性が低下している20~30代の女性社員を対象とするフェムテックの実証事業を行うと発表した。期間は2023年3月まで。各社のフェムテック製品やサービスを体験できるワークショップを行うほか、健康状態を管理するデジタル・ウェルネスプラットホームの構築を行う。
JMDC リアルワールドデータを買収、データアセット拡大へ
医療統計データサービスを手掛けるJMDCは7月12日、リアルワールドデータ(京都市中京区)の株式の92.67%を取得し、子会社化すると発表した。取得額は非開示。リアルワールドデータは、自治体から学校・乳幼児検診の情報を、医療機関から電子カルテの診療情報を集め、経年での疾患の因果を明らかにするといった疫学的アプローチによる「ライフコースデータベース」を構築している。買収でJMDCは自社のデータアセットやネットワークを拡充し、データ利活用のポテンシャルを高めるねらい。
フェリング・ファーマ、新社長に津村氏
フェリング・ファーマは7月11日、CEO代表取締役社長の稲林実氏が同日付で退任し、後任に津村重吾氏が就任したと発表した。津村氏は、ソニーやグラクソ・スミスクラインを経てノバルティスに入社。直近はフィリピン法人の社長・マネージングディレクターを務めていた。稲林氏は昨年11月からCEO社長を務めていたが、今後は兼務していた事業開発・経営企画部長に専念する。
FRONTEOとNTT東日本、デジタルヘルスで協業
FRONTEOは7月11日、東日本電信電話(NTT東日本)と、自然言語AIを用いたデジタルヘルスの展開で覚書を結び、協業を開始したと発表した。両社の強みやノウハウを生かし、メンタルヘルス分野で一般消費者や患者・医療機関などに向けたサービスの提供を目指す。FRONTEOがアプリケーション開発を、NTT東日本がインフラ整備やセキュリティ対策、運用保守管理などを担当する。