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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年7月6日)

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エーザイのAD治療薬レカネマブ、FDAが申請受理…承認可否、来年1月までに判断

エーザイは7月6日、アルツハイマー病(AD)治療薬として開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体レカネマブについて、米FDA(食品医薬品局)が迅速承認制度に基づく申請を受理したと発表した。優先審査に指定され、審査終了目標日は来年1月6日に設定された。同薬は現在、早期ADを対象とした臨床第3相(P3)試験を行っており、今秋に主要評価データが得られる見込み。エーザイは同データをもとにフル承認に向けた申請を2022年度中に行う方針。日本でも今年3月に申請データの提出を開始しており、22年度中の申請を予定しているほか、欧州でも22年度に申請を行うことにしている。

 

住友ファーマ 過活動膀胱治療薬ビべグロン、欧州販売で仏社とライセンス契約

住友ファーマは7月6日、米子会社ユーロバントのβ3アドレナリン受容体アゴニスト、ビベグロンについて、仏ピエール・ファーブル・メディカマンと過活動膀胱を対象とした欧州での申請・販売に関する独占的ライセンス契約を結んだと発表した。対象地域は、欧州経済領域(EEA)、英国、スイスで、アフリカや東欧の一部ではピエール・ファーブルがオプション権を持つ。欧州では小児対象の臨床試験も共同で実施する。ユーロバントは、契約一時金と承認・販売マイルストンを含め最大7500万ドル(約101億円)を受け取るほか、売り上げに応じたロイヤリティの支払いを受ける。

 

東邦HD、新たな定温搬送装置を開発…マイナス25度~プラス4度に対応

東邦ホールディングスは7月6日、マイナス25度~プラス4度に対応した新たな定温搬送装置を開発したと発表した。同社グループでは2018年に4~37度に対応した定温搬送装置を導入。新型コロナウイルスワクチンをはじめ、冷凍での厳密な温度管理や輸送が必要な医薬品が増えていることを受け、より低い温度に対応した装置を開発した。装置は持ち運び可能なため、手術室やベッドサイドなどで使用する直前まで温度管理が可能となる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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