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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月17日)

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2021年の国内医薬品市場 2年ぶりプラス

IQVIAは2月17日、2021年の国内医療用医薬品市場が前年比2.2%増の10兆5990億円となったと発表した。国内市場が暦年で前年を上回るのは2年ぶり。21年は4月に初となる薬価の中間年改定が行われたが、抗がん剤や免疫抑制剤などが売り上げを伸ばし、市場を支えた。製品別ランキングでは、MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が3年連続のトップ。企業別では中外製薬が初めて首位に立った。(詳しくはトピックスで)

 

ロート製薬、ヒューマンライフコードから細胞の製造を受託

ロート製薬は2月17日、再生医療ベンチャーのヒューマンライフコード(HLC)と製造受託契約を結んだと発表した。ロートは20年にHLCと資本提携し、HLCが開発している臍帯由来間葉系幹細胞について、種細胞(マスター細胞)からの細胞加工と製剤化を検討してきた。新たな契約に基づき、ロートはHLCが治験などで使用する細胞を製造。今後、細胞の分野でCDMO事業を本格的に展開していく。

 

スズケンとNEC、物流センターの自動化・省人化で実証実験

スズケンは2月17日、24年稼働予定の物流拠点「首都圏物流センター」(埼玉県草加市)で自動化・省人化を実現するため、昨年7~11月に日本電気(NEC)と2つの実証実験を行ったと発表した。NECのAI(人工知能)を使って入荷伝票入力を自動化する実験では、入力にかかる時間を75%削減。NECの物体認識技術による梱包品棚卸作業の実験では、100%の自動化を達成した。両社は今後、さらなる効率化に向け、運搬作業などの省人化に取り組む。

 

三井不動産、柏の葉スマートシティに賃貸ラボをオープン

三井不動産は2月17日、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)に賃貸ラボ「三井リンクラボ柏の葉1」をオープンしたと発表した。国立がん研究センター東病院や東京大、千葉大などと近接しているのが特徴で、入居する研究機関やスタートアップに対して、共同研究の橋渡しなど産学医連携サービスを提供する。ラボ内には、東京大と島津製作所、日本電子、リガクからなるオープンイノベーション拠点を開設。「統合分子構造解析」を主軸に研究を進める。

 

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