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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年12月21日)

更新日

 

ヘリオス 遺伝子編集NK細胞を使ったがん免疫療法で広島大と共同研究

ヘリオスは12月21日、開発中の遺伝子編集技術で特定機能を強化した他家 iPS細胞由来 NK細胞「HLCN061」について、広島大と肝細胞がんに対するがん免疫細胞療法の共同研究契約を結んだと発表した。同社はHLCN061を固形がんを対象に開発しており、共同研究ではIn vitroで特性解析を行ったあと、動物モデルで抗腫瘍効果を評価し、ヒトへの臨床応用を目指す。

 

メディパルHD、温度ロガーを共同開発した神栄と資本業務提携

メディパルホールディングス(HD)は12月21日、神栄(神戸市)と資本業務提携したと発表した。同社の第三者割当増資を引き受け、約1億7000万円を出資する。神栄とメディパルHD子会社のメディセオは、2019年から医療用医薬品などの温度管理に対応する温度ロガー「G-TAG TempView」を共同開発してきた。業務提携で両社は、同機器の用途拡大や機能開発を通じた流通・保管品質の向上に取り組むほか、冷凍食品分野などでのコラボレーションを検討する。G-TAG TempViewは、新型コロナウイルスワクチンの保管・輸送にも使われている。

 

カルナバイオと大日本住友、精神神経疾患のキナーゼ阻害薬創製に向けた共同研究を延長

カルナバイオサイエンスは12月21日、精神神経疾患を対象とする新規キナーゼ阻害薬の創製に向けた大日本住友製薬との共同研究について、研究期間を2025年3月27日まで延長すると発表した。両社は2018年3月に共同研究とその後の開発・事業化に関する契約を締結。今回、事業化の対象となるキナーゼ阻害薬の研究を継続することで合意した。大日本住友は共同研究で見出したキナーゼ阻害薬について、がんを除く全疾患を対象とした全世界の独占的開発・販売権を持つ。

 

富士製薬「ザガーロ」後発品、小型錠剤で発売

富士製薬工業は12月21日、男性型脱毛症治療薬「ザガーロ」の後発医薬品「デュタステリド錠0.5mgZA『F』」を発売したと発表した。薬価未収載品。先発品はカプセル剤だが、富士製薬工業の後発品は服用しやすい小型錠剤となっている。

 

バイオジェン「アデュヘルム」の価格を50%引き下げ

エーザイは12月20日、米バイオジェンがアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」(一般名・アデュカヌマブ)の卸業者購入価格を来年1月1日から約50%引き下げると発表した。米国の平均体重(74kg)の患者の場合、変更後の年間コストは2万8200ドル(約320万円)となる。経済的な理由でアデュヘルムによる治療を受けられていない患者が多いといい、バイオジェンは価格引き下げによってアクセスを向上させたい考え。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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