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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年9月22日)

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アッヴィ「スキリージ」の新剤形が承認

アッヴィは9月22日、乾癬治療薬の抗IL-23p19抗体「スキリージ」(一般名・リサンキズマブ)の新剤形が承認されたと発表した。承認されたのは、150mg/mLプレフィルドシリンジ製剤と150mg/mLペン型製剤。同薬は1回あたり150mgを投与するが、従来は75mgのプレフィルドシリンジ製剤を2回注射する必要があった。今回の承認によって投与回数が半減し、患者の負担軽減につながると期待される。

 

武田、米社から肝疾患治療薬の国内開発・販売権獲得

武田薬品工業は9月21日、米Mirum Pharmaceuticalsと、同社が開発している胆汁酸トランスポーター阻害薬Maralixibat chloride(一般名)の日本での独占的開発・販売に関するライセンス契約を結んだと発表した。契約に基づき武田は、アラジール症候群、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症、胆道閉鎖症について、独占的開発・販売権のオプションを獲得する。Mirumは同薬をアラジール症候群に伴う胆汁うっ滞性掻痒症状の治療薬として米国で申請中。欧州でも、アラジール症候群に伴う胆汁うっ滞の適応で申請している。

 

ラクオリア、TRPM8遮断薬を香港企業に導出

ラクオリア創薬は9月22日、自社創製のTRPM8遮断薬「RQ-00434739」について、香港のXgene Pharmaceuticalとライセンス契約を結んだと発表した。日本を除く全世界を対象に、独占的な開発・製造・販売の権利を供与。対価として一時金を受け取るとともに、開発段階に応じたマイルストンと販売額に応じたロイヤリティを受け取る権利を得る。

 

東和、神戸に新たな物流拠点

東和薬品は9月22日、神戸市に新たな物流拠点「関西出荷センター」を開設し、同月27日から稼働を開始すると発表した。これまでは「東日本物流センター」(山形市)と「西日本物流センター」(岡山県勝央町)の2拠点体制だったが、取り扱い物流量が増加したため、西日本物流センターの能力を補完する目的で新拠点を開設することにした。新拠点は、近畿、東海、北陸、沖縄を担当する。

 

アストラゼネカ、卵巣がん患者向けLINEアカウントを開設

アストラゼネカは9月22日、卵巣がん患者の生活や治療に役立つ情報を提供するLINEアカウント「わかる卵巣がん」を開設したと発表した。卵巣がんの特徴や基本的な治療法の解説、さまざまな年代・家族構成の患者の体験談などを提供する。卵巣がんは進行した状態で発見されることが多く、同社はLINEアカウントを通じて、十分な情報を収集する時間がない状況で治療を開始しなければならない患者を支援する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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