厚生労働省は8月16日、今年12月の薬価収載に向けて製薬各社が申請していた後発医薬品を承認した。初めて後発品が承認されたのは、ユーシービージャパンの抗てんかん薬「イーケプラ」やエーザイの抗リウマチ薬「ケアラム」など。
今回、後発品が初めて承認されたのは、
▽抗てんかん薬「イーケプラ」(一般名・レベチラセタム、ユーシービージャパン)
▽抗リウマチ薬「ケアラム」(イグラチモド、エーザイ)
▽肺動脈性肺高血圧症治療薬「ヴォリブリス」(アンブリセンタン、グラクソ・スミスクライン)
など。
イーケプラはユーシービージャパンにとって最大の主力製品で、2020年の売上高は約616億円。このほか、抗アレルギー点眼薬「パタノール」(オロパタジン塩酸塩、ノバルティスファーマ/協和キリン)も複数社の後発品が承認され、武田テバファーマはアレルギー性鼻炎治療薬「アラミスト」(フルチカゾンフランカルボン酸エステル、グラクソ・スミスクライン)の承認を取得した。
すでに後発品が承認されている成分では、武田テバが高血圧症治療薬「ブロプレス」(カンデサルタンシレキセチル)のオーソライズド・ジェネリック(AG)の承認を取得した。