持田 高純度EPA製剤を申請
持田製薬は6月22日、高脂血症治療薬「MND-2119」を申請したと発表した。同薬は持田が製造販売する「エパデール」(一般名・イコサペント酸エチル)の製造設計に工夫を施した新規の高純度EPA製剤。消化管吸収の改善が期待される。
「FoundationOne CDx」MSI-Highがんのコンパニオン診断として承認
中外製薬は6月22日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」が、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(ニボルマブ)と同「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の「高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有するがん」に対するコンパニオン診断として承認を取得したと発表した。オプジーボは「MSI-Highを有する進行・再発の結腸・直腸がん」、キイトルーダは「MSI-Highを有する進行・再発の固形がん」でそれぞれ承認されている。
メディパル ツルハとの医薬品流通最適化への取り組みを全国展開
メディパルホールディングスは6月22日、子会社メディセオとツルハが新たな医薬品流通最適化モデルの構築に向けた取り組みを開始したと発表した。店舗ごとに最適な医薬品の在庫量を分析・管理することで、受発注や納品の業務を減らし、CO2排出量の削減や生産性の向上を目指す。北海道と東北の店舗で実証実験を行い、効果を確認した。今月から順次、店舗での取り組みを始めており、将来的には全国で展開する。
ロシュ・ダイアグノスティックス、「アルンブリグ」のコンパニオン診断薬が承認
ロシュ・ダイアグノスティックスは6月22日、ALK融合タンパクを検出する体外診断用医薬品「ベンタナ OptiView ALK(D5F3)」が、武田薬品工業のチロシンキナーゼ阻害薬「アルンブリグ」(ブリグチニブ)のコンパニオン診断薬として承認されたと発表した。ALK陽性非小細胞肺がん患者の一次治療では、これまで蛍光in situハイブリダイゼーション法(FISH法)での診断が必要だったが、ベンタナは免疫組織化学(IHC)法。光学顕微鏡による観察が可能であるため、院内で実施しやすく、より効率的で迅速な検査が期待できるという。
MICIN 患者向けの周術期ケアアプリを開発
MICINは6月21日、周術期の患者向けケアアプリ「MedBridge(メドブリッジ)」を開発したと発表した。アプリは日常生活への復帰をサポートする目的で、周術期のケアに関する情報を提供。オムロンヘルスケアの機器と連携することで、健康データを可視化して退院後の体調変化を記録することも可能で、診療にも活用できる。来月から、心臓血管外科手術を受ける患者を対象とした「MedBridge heart care」を地域限定で提供し、ビジネスモデルの検証などを行った上で全国展開する。