小林化工、業務停止終了も再開のめど立たず
小林化工は6月7日、福井県から受けた業務停止命令が同月5日で終了したと発表した。同社は「業務改善計画を実行しており、適切な製造と管理が確実に実行できると確認した上で、順次、製造と出荷を再開したい」としているが、再開のめどはまだ立っていない。同社は今年2月、承認書と異なる方法で医薬品を製造したなどとして、過去最長となる116日間の業務停止命令を受けていた。
太陽HD 医療・医薬品事業で30年度に600億円目標
太陽ホールディングス(HD)は6月4日、2031年3月期までの長期経営構想を発表した。第2の柱として拡大させてきた医療・医薬品事業では、医療用医薬品製造事業に加え、医療用医薬品製造受託事業で海外に事業を拡大。従来のCMO事業から、再生医療や遺伝子治療薬も含めたCDMO事業への展開を目指す。最終年度の同事業の数値目標は、売上高600億円、営業利益率15%。