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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年3月10日)

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武田、米マーベリックを買収…がん免疫を強化

武田薬品工業は3月10日、がん治療薬の開発を手掛ける米バイオベンチャーのマーベリック・セラピューティクスを買収すると発表した。両社は2017年からがん免疫療法の開発で提携契約を結んでおり、武田は同契約に基づき、マイルストンを含め最大5億2500万ドル(約570億円)で買収するオプション権を行使した。買収は2021年度第1四半期(4~6月)に完了する予定。武田はT細胞誘導療法の基盤技術とパイプラインを獲得し、がん免疫療法の研究開発を強化する。

 

武田など ドローンで処方薬配送、長崎・五島で実証実験

ANAホールディングスと武田薬品工業、長崎大、長崎県五島市は3月10日、ドローンを使って処方箋医薬品を配送する実証実験を行うと発表した。実験は、同市福江島―久賀島間(直線距離約12キロメートル)で3月22日~26日に実施。オンライン診療で処方された医薬品を患者宅に配送する実験と、医薬品卸から医療機関への緊急配送を想定した実験を行う。福江島の福江港から久賀島内陸部までは通常、定期船と陸路で45分程度かかるが、ドローンを使えば約10分に短縮できるという。

 

科研「クレナフィン」導出先が中国で申請

科研製薬は3月10日、爪白癬治療薬「クレナフィン」(一般名・エフィナコナゾール)について、導出先のTIPR-HUYABIO Advancing Innovative Medicines(AIM、中国・天津)が中国の国家薬品監督管理局に新薬承認申請を行ったと発表した。科研は2019年2月、同薬を中国で独占的に開発・販売する権利をAIMに供与する契約を締結。国内では「クレナフィン」として2014年から販売している。

 

GE薬協、日医工を5年間の会員資格停止処分

日本ジェネリック製薬協会は3月9日、国が承認していない方法で医薬品を製造していたなどとして富山県から業務停止命令を受けた日医工に対し、5年間の会員資格停止処分を行ったと発表した。同社の改善状況によっては処分の期間を短縮することも検討するという。同協会は「ジェネリック医薬品の信頼を著しく失墜させた同社の違反行為は誠に遺憾。全会員会社を挙げて信頼回復のためのさらなる取り組みをしていく」としている。

 

今年発売のブロックバスター候補、アデュカヌマブなど4品目…英調査会社

英調査会社クラリベイトは3月9日、今年発売が見込まれる新薬のうち、2025年までに年間売上高10億ドルを突破すると予想される4つの医薬品を発表した。同社がブロックバスター化を予想するのは、▽アルツハイマー病治療薬アデュカヌマブ(米バイオジェン/エーザイ)▽乾癬治療薬ビメキズマブ(ベルギー・UCB)▽抗がん剤レルゴリクス(武田薬品工業/あすか製薬/米マイオバント・サイエンシズ)▽心不全治療薬ベルイシグアト(独バイエル/米メルク)――。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
武田薬品工業
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