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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年2月9日)

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小林化工に過去最長116日間の業務停止命令

小林化工が製造販売する抗真菌薬「イトラコナゾール錠50『MEEK』」に睡眠薬が混入した問題で、福井県は2月9日、医薬品医療機器等法に基づき、同社に116日間の業務停止命令を出した。期間は2月10日から6月5日までで、過去最長の処分となる。県の発表によると、同社は承認書と異なる方法で製品を製造していたほか、虚偽の製造記録や品質試験記録を作成するなどしていた。睡眠薬が混入したイトラコナゾール錠50「MEEK」を処方された患者344人のうち、今月1日時点で221人から意識消失などの健康被害が報告されている。

 

富士製薬、三井物産との資本提携解消…業務提携は継続

富士製薬工業は2月9日、三井物産との資本提携を解消すると発表した。三井物産は発行済み株式の22.05%を所有する筆頭株主だが、富士製薬が行う自社株買いに応募し、資本関係はなくなる。両社は「資本提携は当初の役割を果たしたと判断した」としている一方、業務提携は継続し、原料の調達や海外展開などで協業する。

 

楽天メディカル、がん治療開発で神戸大などと連携協定

楽天メディカルジャパンは2月9日、神戸市、神戸大大学院医学研究科と、新規がん治療の研究開発に関する連携協定を結んだと発表した。楽天メディカルの「アキャルックス」による治療を行う医師に対する治療支援を行い、地域の医療連携を進めるとともに、泌尿器領域で光免疫療法に基づく新たながん治療の研究開発を行う。

 

GSK「あじさいネット」などと連携協定

グラクソ・スミスクラインは2月9日、地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会、疾患管理システム「YaDoc」を提供するインテグリティ・ヘルスケアと、ICT基盤の利活用を通じた地域医療連携の強化と医療の質向上に向けた包括連携協定を結んだと発表した。3者は、既存の地域医療連携ネットワークと疾患管理システムを融合させたICT基盤の活用機会を模索。GSKは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や全身性エリテマトーデス(SLE)に関する経験や専門性を提供する。

 

シスメックス「OncoGuide」検出可能な遺伝子変異が拡大

シスメックスは2月8日、がん遺伝子パネル検査「OncoGuide NCCオンコパネル・システム」について、検出可能な遺伝子変異を拡大するなどの機能強化が承認されたと発表した。承認は1日付。従来は114遺伝子の変異・増幅を対象としていたが、今回の承認で124遺伝子の変異・増幅と13遺伝子の融合、マイクロサテライト不安定性(MSI)の検出が可能になった。

 

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