AnswersNewsメールマガジンのユーザーを対象に、製薬業界で働く人のキャリアや働き方に関するアンケート調査を実施。今月のテーマは「新型コロナウイルスで働き方やキャリアに対する考え方は変わりましたか?」です。
84%が「考え方変わった」
製薬業界で働く242人に「新型コロナウイルスの影響で、働き方やキャリアに関する考え方は変わりましたか?」と尋ねたところ、全体の83.9%が「変わった」と答えました。
コロナによって外勤ができなくなり、働き方の変化を余儀なくされた「開発」や「営業」で変わったと答えた人が9割を超えた一方、「研究」や「製造」では6割前後にとどまり、職種によっても大きな違いが見られました。
「テレワークができるか」を重視
新型コロナによって、働き方やキャリアに関する考え方はどのように変化したのでしょうか。最初の質問で「変わった」と答えた人に、「コロナ前に重視していたこと」「コロナ後に重視していること」をそれぞれ5つまで選んでもらいました。
「給与が高い」を重視する人はコロナ前後で15.7ポイント減少し、逆に「テレワークができる」は33.9ポイント増加。このほか、コロナ後に増えたのは「仕事とプライベートを両立できる」(7.4ポイント増)や「副業ができる」(9.1ポイント増)などで、「オフィスやその周辺の環境がいい」(11.9ポイント減)や「休みがとりやすい」(5.0ポイント減)などは減少しました。
4割が「転職意欲高くなった」
「コロナによって転職意欲に変化はありましたか」との質問に対しては、「非常に高くなった」「高くなった」を合わせると44.4%が転職意欲が高まったと回答。「変わらない」(39.7%)や「低くなった」(「低くなった」「非常に低くなった」の合計で15.9%)を上回りました。
転職意欲が高まった理由としては、会社の姿勢や方針に対する違和感や、職種の将来に対する不安、今後のキャリアについて考える時間ができたこと、などが挙げられました。一方、転職理由が低くなったと答えた人からは、転職先が見つかるかどうかという不安や、環境を変えることへのリスクといった回答が寄せられました。
【非常に高くなった/高くなった】
「今の職種が業界で本当に必要とされているのか疑問に感じ始めた」(50代/外資新薬メーカー/営業)
「テレワークに消極的など、会社が社会の変化に対応できていない」(30代/CMO・CDMO/その他)
「テレワークが増え、会社のやり方に対する違和感が顕著になった」(30代/内資新薬メーカー/開発)
「会社への帰属意識が薄れた」(40代/外資新薬メーカー/マーケティング)
「本当にやりたいことを考える時間ができた」(30代/CSO/営業)
「テレワークが可能となり、勤務地や居住地を自由に選べると感じた」(20代/外資新薬メーカー/薬事・信頼性保証)
【非常に低くなった/低くなった】
「どこも厳しい中、どこまで募集があるか不安」(30代/外資新薬メーカー/営業)
「先の見通しが不透明」(40代/その他製薬関連産業/開発)
「安定性を重視するようになった」(30代/内資新薬メーカー/その他)
「環境を変えることにリスクを感じるようになった」(30代/外資新薬メーカー/営業)
◆アンケートの概要
調査方法・回答者:AnswersNewsメールマガジン登録者にアンケートフォームを送信し、製薬業界で働く242人が回答 調査期間:2021年1月8日~15日 |
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