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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年12月1日)

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CureApp、ニコチン依存症治療用アプリの販売開始

CureAppは12月1日、ニコチン依存症治療用アプリ「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリおよびCOチェッカー」の販売を開始したと発表した。治療用アプリの保険適用は国内初。同日付で保険適用された。禁煙外来で医師の診断に基づいて処方される。保険点数は計2540点(2万5400円)。保険適用を審議した中央社会保険医療協議会(中医協)の資料によると、ピーク時に年間2.9万人に使用され、7.5億円の販売を見込んでいる。

 

アストラゼネカ、COPDなどの早期発見・早期治療でUbieと協業

アストラゼネカは12月1日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と慢性心不全の早期発見・早期治療を支援するため、Ubie(ユビー)と協業すると発表した。UbieのAI問診サービスを活用し、COPDと慢性心不全に対する最適なAI問診内容を開発する。COPDや慢性心不全の症状は、加齢に伴う症状と間違われることもある。AI問診サービスでは、患者の主訴に応じて個別化された質問により、両疾患に関連する回答があった場合、治療に関する情報を医師に提案する。

 

モデルナ、コロナワクチンの緊急許可を米欧で申請

米モデルナは11月30日、開発中の新型コロナウイルスワクチン「mRNA-1273」の緊急使用許可を米FDA(食品医薬品局)に申請したと発表した。3万人超を対象に行った臨床第3相(P3)試験の最終解析では、94.1%の発症予防効果を確認。発症した196人のうち、プラセボ群が185人、ワクチン群が11人で、重症の30人はすべてプラセボ群だった。FDAの審議は今月17日に予定されている。モデルナは欧州医薬品庁(EMA)にも条件付き販売許可を申請中で、欧州やカナダ、スイスなどでは「ローリングレビュー」に向けたデータ提出も進めている。さらに今後、WHO(世界保健機関)にプレクオリフィケーション・緊急時使用リストへの追加を求めるという。

 

武田・アムジェン・UCB コロナ入院患者対象の臨床試験を開始

武田薬品工業は12月1日、米アムジェン、ベルギーUCBとともに、新型コロナウイルス感染症の入院患者を対象に複数の治療薬候補を検討するアダプティブ・プラットフォーム試験「COMMUNITY」を開始したと発表した。アムジェンの免疫調整薬「オテズラ」(一般名・アプレミラスト)で開始し、武田の遺伝性血管性浮腫治療薬lanadelumab、UCBのzilucoplanも数週間以内に追加する。今後数カ月の間に、抗ウイルス薬などの追加も検討するという。治験は米国、ブラジル、メキシコ、ロシア、南アフリカなどグローバルで実施する。

 

武田 アジア・太平洋地域の18製品、セルトリオンへの譲渡完了

武田薬品工業は12月1日、アジア・太平洋地域で販売してきた医療用医薬品・一般用医薬品18製品を含むノンコア資産について、韓国セルトリオンへの譲渡が完了したと発表した。対価として、マイルストンを含めて最大2億7800万ドル(289億円)を受け取る。譲渡したのは、韓国、オーストラリア、香港などで販売していた循環器・糖尿病・一般内科領域の製品群。製造供給契約に基づいて、武田は引き続きこれらの製品を製造し、セルトリオンに供給する。

 

そーせい CGRP拮抗薬を米バイオヘブンに導出

そーせいグループは12月1日、同社創製の新規低分子CGRP受容体拮抗薬について、米バイオヘブンと研究開発で提携すると発表した。非臨床試験段階のHTL0022562を含むポートフォリオについて、グローバルでの開発・製造・販売権を供与する。バイオヘブンは米国で経口CGRP受容体拮抗薬「Nurtec」を片頭痛治療薬として販売しているが、片頭痛以外のCGRPを介する疾患についても可能性を探りたいとしている。そーせいは契約の対価として、一時金1000万ドル(約10億円)と研究開発資金を受領。このほか、最大3億7000万ドルの開発・販売マイルストンや売上高に応じたロイヤリティを受け取る権利を持つ。

 

「クリースビータ」在宅自己注射が可能に

協和キリンは12月1日、抗FGF23抗体「クリースビータ」(ブロスマブ)が在宅で自己注射できるようになったと発表した。11月30日付で「在宅自己注射指導管理料」の対象となった。同薬は2週または4週1回投与。自己注射が可能になったことで通院回数を減らし、患者負担の軽減につながると期待される。

 

ステムリムのレダセムチド、変形性膝関節症で医師主導P2開始

ステムリムは12月1日、塩野義製薬に導出した再生誘導薬レダムセチド(開発コード・S-005151)について、変形性膝関節症を対象とする医師主導P2試験を弘前大で開始すると発表した。塩野義は現在、同薬の栄養障害型表皮水疱症への申請準備を進めているほか、急性期脳梗塞でP2試験を進行中。慢性肝疾患を対象とした医師主導P2試験も行われている。

 

シミックヘルスケア 国際医療福祉大などと未病・予防へ連携

シミックヘルスケア・インスティテュートは12月1日、日本ユニシス、ルネサンスとともに、国際医療福祉大・高邦会グループが主催するヘルスケアオープンイノベーションプログラム「IHW Open Innovation」に参画すると発表した。日本ユニシスのデータ利活用プラットフォームと連携して個別化サービスの創出に取り組むほか、健康増進施設などで医療機関と連携した未病予防サービスを展開する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
武田薬品工業
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