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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年9月18日)

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日本ケミファ 希望退職に42人

日本ケミファは9月18日、8月に行った希望退職者の募集に42人が応募したと発表した。対象は支店・営業所に所属・駐在する医薬営業部門の社員。8月7日~8月28日に30人程度を募集する予定だったが、応募状況を考慮して8月11日で募集を締め切った。割増退職金などの費用は約1億3000万円を見込んでおり、2020年4~9月期決算に特別損失として計上する予定。

 

キイトルーダ、進行・再発胃がん1次治療の申請取り下げ

MSDは9月18日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、治癒切除不能な進行・再発胃がんへの適応拡大の申請を取り下げたと発表した。PD-L1陽性でHER2陰性の進行胃腺がん・食道胃接合部腺がんの1次治療を対象に行った国際共同第3相(P3)試験「KEYNOTE-062」の結果に基づいて昨年10月に申請。規制当局と協議を続けてきたが、これまでの審査を踏まえて取り下げを決めた。

 

大日本住友とKDDI、XRを使った情報提供で連携

大日本住友製薬は9月18日、XR(=エクステンデッド・リアリティ、仮想空間技術)を使ったMRと医療従事者の新たなコミュニケーション基盤の構築に向け、KDDIと連携すると発表した。医薬情報をスマートグラスで見られる3D映像にしたり、オンライン説明会・講演会用のバーチャルコミュニケーションスペースを構築したりして、今年度中に試験運用を行う。大日本住友はKDDIとの取り組みに先駆け、抗精神病薬「ラツーダ」の発売までの経緯や分子構造体などを3D映像にまとめ、スマートグラスを使って一部の講演会で紹介した。

 

ジーンテクノ・千寿、「ルセンティス」バイオシミラーを申請

ジーンテクノサイエンスは9月18日、眼科用VEGF阻害薬「ルセンティス」(ラニビズマブ)のバイオシミラー「GBS-007/SJP-0133」について、共同開発先の千寿製薬が申請を行ったと発表した。適応は滲出型加齢黄斑変性。承認されれば国内で初のルセンティスバイオシミラーとなる。

 

北里大病院 イベルメクチン、新型コロナで医師主導治験

北里大病院は9月17日、駆虫薬イベルメクチンについて、新型コロナウイルス感染症を対象とした医師主導治験を始めたと発表した。患者240人を対象に、PCR検査で陰性となるまでの期間を主要評価項目として、プラセボと比較する。

 

「デュピクセント」皮下注ペン剤が承認

サノフィは9月18日、抗IL-4/13受容体抗体「デュピクセント」(デュピルマブ)の皮下注ペン製剤が承認されたと発表した。従来のシリンジ製剤に加え、オートインジェクター製剤を提供できるようになり、在宅自己注射での利便性向上が期待される。適応はアトピー性皮膚炎と気管支喘息、慢性副鼻腔炎で、シリンジ製剤と同じ。

 

シミックCMO 連続生産設備を導入、来年5月から受託開始

シミックCMOは9月18日、静岡事務所(静岡県島田市)に、直接粉末圧縮法・湿式造粒法に対応できる医薬品の連続生産設備を導入すると発表した。本格稼働と受託開始は来年5月を予定する。連続生産とは、原料や混合物を連続的に製造工程内に投入し、生産物を連続的に取り出す生産方法。一般的なバッチ生産と異なりスケールアップが不要なほか、商用生産までの開発コストの低減が期待できるといい、低分子医薬品開発・生産での需要が高まっている。

 
【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】

大日本住友製薬

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