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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年7月1日)

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エーザイ、重症コロナ対象にエリトランの臨床試験開始

エーザイは7月1日、重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を対象にTLR4拮抗薬エリトランの臨床試験を始めると発表した。試験は、COVID-19による入院患者を対象に複数の治療薬を評価するアダプティブ試験の一部として、米ピッツバーグ大メディカルセンターと共同で実施。米国でスタートし、日本を含むグローバルへと実施施設を拡大する。エリトランはエーザイが創製した化合物。かつて重症敗血症を対象に開発していたが、臨床第3相(P3)試験で主要評価項目を達成できず、開発を中止した。

 

富士フイルム、印ドクター・レディーズなどに「アビガン」の権利供与

富士フイルムは7月1日、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の海外展開に向け、後発医薬品大手ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ(インド)、医療物資・医薬品提供会社グローバル・レスポンス・エイド(アラブ首長国連邦)の2社と提携すると発表した。富士フイルムは2社に、中国とロシアを除く海外でのアビガンの開発・製造・販売などの独占的権利を付与。対価として契約一時金と販売ロイヤリティを受け取る。

 

東和、セルトリオンと「レミケード」バイオシミラーを共同販売

東和薬品は7月1日、セルトリオン・ヘルスケア・ジャパンと抗TNFα抗体「レミケード」のバイオシミラー「インフリキシマブBS点滴静注用『CTH』」の共同販売を始めたと発表した。インフリキシマブ「CTH」はセルトリオンが2017年に販売を開始。東和がバイオシミラーを扱うのは今回が初めて。

 

鳥居、投資ファンドに10億円出資

鳥居薬品は7月1日、メディカルインキュベータジャパンが組成したファンドに10億円を出資すると発表した。同ファンドは、海外向けと国内向けの2つのファンドで構成。鳥居は出資を通じて、スタートアップ企業とのネットワークを構築し、革新的新薬の導入につなげる。

 

マイシンとテルモ 糖尿病治療支援システムを共同開発

MICIN(マイシン)とテルモは7月1日、糖尿病治療支援システムの共同開発・事業化に向けた業務提携に関する基本合意契約を結んだと発表した。糖尿病の治療と予防を対象に、患者の行動変容を支援するアプリを開発する。

 

ヤンセン、アクテリオンとの合併完了

ヤンセンファーマは7月1日、アクテリオンファーマシューティカルズとの合併が完了したと発表した。アクテリオン日本法人で社長を務めた伊藤博夫氏は、ヤンセン日本法人バイス・プレジデントとして、肺高血圧症事業の指揮をとる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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