キッセイ AIによる自動ディテールシステムの運用開始
キッセイ薬品工業は6月8日、自社の医療関係者向け情報サイトで、木村情報技術と共同開発したオートメーションディテールシステム「AI-Detail」(アイ-ディテール)の運用を開始したと発表した。AI-DetailはAI(人工知能)を利用したシステムで、医療関係者がサイト上で製品に関する情報をキーワード検索すると、関連スライドが表示され、説明音声が流れる。まずは高リン血症治療薬「ピートル」から始め、今後対象製品を拡大する予定。
オンコリス「テロメライシン」中国企業との提携解消
オンコリスバイオファーマは6月9日、腫瘍溶解性ウイルス「テロメライシン」に関する中国・江蘇恒瑞医薬股份有限公司(ハンルイ社)とのライセンス契約を解消すると発表した。両社は2016年に中国・香港・マカオを対象とする契約を結び、中国での臨床試験開始に向けた準備を進めてきたが、開発戦略の変更に伴って提携を解消することにした。オンコリスは今後、中国・香港・マカオで新たな提携先を探す。
メディパルHD、社長直轄のコンプライアンス統括室設置へ
メディパルホールディングス(HD)は6月9日、25日付で社長直轄の「コンプライアンス統括室」を設置すると発表した。昨年11月、子会社メディセオが地域医療機能推進機構発注の医療用医薬品の入札で談合を行った疑いがあるとして、公正取引委員会による立ち入り検査を受けたことを踏まえた対応。あわせて、渡辺秀一社長の管掌に「グループコンプライアンス」を追加し、コンプライアンスの強化を図る。
PMDA 偽サイト発見で注意喚起
医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、PMDAホームページになりすました偽のホームページが開設され、閲覧を誘導しているのが見つかったとして注意喚起している。「アクセスすると被害を受けるおそれがある」としており、利用時はブラウザのURL欄を確認するよう促すとともに、PMDAをかたるサイトを見つけた場合は送信フォーム(https://www.pmda.go.jp/0024.html)からの情報提供を呼びかけている。