
東和、大阪精神医療センターと認知症バイオマーカーの共同研究
東和薬品は4月16日、大阪府立病院機構大阪精神医療センターと、アルツハイマー型認知症のバイオマーカーに関する共同研究契約を結んだと発表した。軽度認知障害のバイオマーカーとして、アミロイドβより早期に発現し、血中に漏出するKLK8(ニューロプシン)の臨床応用を目指す。研究の成果は、認知症の発症前診断法や予防への活用を検討するという。
メドレックス、DWTIとリドカインテープ剤を米国で共同開発
メドレックスは4月16日、米国で開発中の帯状疱疹後神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」について、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)と共同開発契約を結んだと発表した。同薬はメドレックスの技術を用いたリドカインテープ剤。従来のパップ剤と比べて皮膚刺激性が少なく、貼付力が持続すると期待されており、両社は2020年中の申請を目指して開発を進める。契約に基づき、メドレックスはDWTIから最大2億円のマイルストンを受け取る一方、収益の一定割合をDWTIに支払う。
3Hクリニカルトライアル、患者や医療現場に即したePROの提供を開始
3Hクリニカルトライアルは4月15日、患者や医療者、統計家の協力で作成した新たなePRO(電子患者日誌)「3H P-Guardian」の提供を始めたと発表した。研究者が自由に質問票を作成できるほか、未入力や副作用をアラートする見守り機能、患者と医療従事者が双方向にやり取りできる日誌機能などを搭載。ウェアラブルデバイスと連携して遠隔ツールとして利用することもでき、今年中に電子カルテやEDCとの連携も予定している。
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