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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月14日)

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ギリアド レムデシビルの企業主導P3試験、国内でも投与開始

ギリアド・サイエンシズは4月14日、新型コロナウイルス感染症を対象に行っている抗ウイルス薬レムデシビルの企業主導臨床第3相(P3)試験について、日本でも同日から患者への投与が始まったと発表した。P3試験は、重症患者を対象とした試験と、中等症患者対象の試験の2本で構成。世界各国で入院患者約1000人の登録を予定している。これとは別に国内では、米国立アレルギー・感染症研究所主導の臨床試験に参加する形で医師主導治験が行われている。

 

塩野義 新型コロナ治療薬、20年度中の臨床試験開始目指し研究

塩野義製薬は4月14日、2020年度中の臨床試験開始を目指して新型コロナウイルス感染症治療薬の研究を進めていることを明らかにした。北海道大人獣共通感染症リサーチセンターと共同で研究を行っており、塩野義の抗ウイルス化合物ライブラリーを使ったin vitro試験で新型コロナウイルスに対して有望な化合物群を確認したという。

 

日本リリー 19年売上高は4.5%増の2750億円、糖尿病薬好調

日本イーライリリーは4月14日、2019年の売上高は前年比4.5%増の2750億円だったと発表した。GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」(284億円、33%増)やSLGT-2阻害薬「ジャディアンス」(223億円、31%増)など主力の糖尿病領域が好調だったほか、関節リウマチ治療薬「オルミエント」や18年に発売した乳がん治療薬「ベージニオ」も伸長した。

 

ペプチド研究所、アンジェス・阪大の新型コロナワクチン開発に参画

アンジェスは4月14日、大阪大と開発中の新型コロナウイルス向けDNAワクチンについて、抗体価測定のためのペプチド合成に関する研究で、ペプチド研究所(大阪府茨木市)が参画すると発表した。同研究所が調製したペプチド-ウシ血清アルブミン結合体(BSAコンジュゲート)を使うことで抗体価を精度良く測定できるという。アンジェスはまた、同日付で、大阪市立大医学部附属病院ともワクチン開発で連携する協定書を締結。同大とは治験の実施で協力する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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