武田、セリアック病治療薬開発の米社を買収
武田薬品工業は2月26日、米PvPバイオロジクスを買収したと発表した。両社は2017年にセリアック病治療薬「TAK-062」の開発で提携。PvPが行った臨床第1相(P1)試験の結果を受け、提携契約に基づいて武田が買収のオプション権を行使した。TAK-062はグルテンの消化酵素。胃を通過する前にグルテンの成分を分解することで、グルテンに対する免疫反応を抑制する。
「ヒュミラ」壊疽性膿皮症の適応拡大を申請
アッヴィは2月26日、抗TNFα抗体「ヒュミラ」(一般名・アダリムマブ)について、壊疽性膿皮症への適応拡大を日本で申請したと発表した。壊疽性膿皮症は、発症すると急速に進行する炎症性皮膚疾患。最も多い「潰瘍型」では、下肢にできた発疹が時間の経過とともに膿腫を形成し、潰瘍となって遠心性に広がる。患者は50~70歳代に多く、国内での発症率は100万人あたり3人(年間)。承認されれば、世界初の壊疽性膿皮症治療薬となる。
塩野義、塩野会長が退任へ
塩野義製薬は2月25日、塩野元三・代表取締役会長が今年6月の株主総会で退任すると発表した。退任後は特別顧問に就く予定。
東京医科歯科大とPMDA、レギュラトリーサイエンス振興で連携協定
東京医科歯科大と医薬品医療機器総合機構(PMDA)は2月26日、レギュラトリーサイエンスの振興を目的とする包括的連携協定を結んだと発表した。両者はこれまでも人材交流を行ってきたが、協定によって協力体制を強化し、人材交流を人材育成に取り組む。