ファイザー リツキシマブのバイオシミラー発売
ファイザーは1月20日、抗がん剤「リツキサン」のバイオシミラー「リツキシマブBS『ファイザー』」を発売したと発表した。適応は▽CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫▽CD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患▽多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎――で、慢性リンパ性白血病など先行品の適応の一部は承認されていない。リツキシマブのバイオシミラーは、2018年1月に発売された協和キリンの製品(製造販売承認はサンド)に続く2剤目。
鳥居、19年12月期の通期業績予想を上方修正
鳥居薬品は1月20日、2019年12月期の通期業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高429億9000万円(従来予想比2億9000万円増)、営業利益14億3000万円(7億3000万円増)。アレルゲン免疫療法薬「シダキュア」が好調だったほか、売上原価率の改善や販管費の削減により営業利益は従来予想を大きく上回る。
英GSK、国がんと研究開発で戦略提携
グラクソ・スミスクライン(GSK)は1月20日、英国本社と国立がん研究センターが今月14日付でがん領域の研究開発に関する包括的な戦略パートナーシップ契約を結んだと発表した。英GSKは抗がん剤の開発で国内外の医療機関と連携を進めており、国がんとの連携もその一環。両者は今後、前臨床研究や臨床開発、トランスレーショナルリサーチなどで協力する。