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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年1月9日)

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中外 RAF/MEK阻害薬CKI27を米社に導出

中外製薬は1月9日、開発中の抗がん剤「CKI27」について、全世界での独占的な製造・開発・販売権を米ヴェラステム・オンコロジーに供与する契約を結んだと発表した。同薬はRAF/MEK阻害薬で、非小細胞肺がんや卵巣がん、大腸がんなどの固形がんを対象に海外で臨床第1相(P1)試験を実施中。契約に基づき、中外はヴェラステムから契約一時金300万ドル(約3億2700万円)と、売り上げに対するロイヤリティを受け取る。

 

MeijiSeikaファルマ 血液がん治療薬を米社から導入

MeijiSeikaファルマは1月9日、米HUYAバイオサイエンス・インターナショナルが開発する抗がん剤「HBI-8000」について、日本とアジア7カ国を対象とするライセンス契約を結んだと発表した。

同薬はがん細胞の脱アセチル化を阻害し、遺伝子発現を抑制する新規作用機序の薬剤。日本ではHUYAバイオがT細胞性の白血病とリンパ腫を対象に申請準備中で、末梢性T細胞リンパ腫の適応でもP2試験を行っている。契約に基づき、Meijiは日本での同薬の独占的販売権と、韓国などアジア7カ国での独占的開発・販売権を獲得。ライセンスの対価として、契約一時金と開発・販売マイルストン、売上高に応じたロイヤリティを支払う。

 

「ザイヤフレックス」供給継続の仮処分申し立て、米地裁が却下

旭化成ファーマは1月9日、アイルランドEndoに対してデュピュイトラン拘縮治療薬「ザイヤフレックス」の供給継続を求める仮処分命令の申し立てが、米国ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所によって却下されたと発表した。旭化成ファーマは申し立て却下に対して抗告を行うなどの対応を検討する。

旭化成ファーマはEndoから製品の供給を受けて日本で同薬を販売してきたが、Endoが供給を拒絶。昨年10月に訴えを起こしていた。

 

大日本住友、米子会社・アルタバントが米ベンチャー買収

大日本住友は1月9日、米子会社アルタバント・サイエンシズが、米バイオベンチャーのオンスピラ・セラピューティクスを買収したと発表した。肺移植後の閉塞性細気管支炎症候群を対象とする吸入型IL-1受容体拮抗薬「OSP-101」を獲得。同社の株主に対し、契約一時金や開発・販売マイルストン、販売額に応じたロイヤリティを支払う。アルタバントは英ロイバントとの戦略提携で子会社化した企業で、肺動脈性高血圧症治療薬rodatristatなどを開発している。

 

セルジーン日本法人、社長にブリストル日本法人のバルラン社長

セルジーン日本法人は1月9日、ブリストル・マイヤーズスクイブ日本法人のジャン=クリストフ・バルラン社長が1日1日付で社長に就任したと発表した。米ブリストルは昨年11月に米セルジーンの買収を完了しており、日本でも統合作業を進めている。社長交代もこの一環で、セルジーン日本法人の社長を務めていた野口暁氏は退任した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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