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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年12月26日)

更新日

 

「FoundationOne」ロズリートレクROS1陽性肺がんのコンパニオン診断として承認

中外製薬は12月26日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」について、ROS1/TRK阻害薬「ロズリートレク」(一般名・エヌトレクチニブ)のROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんに対するコンパニオン診断の機能追加が承認されたと発表した。ロズリートレクは今年9月、NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発固形がんの適応で発売。ROS1陽性の局所進行・転移性非小細胞肺がんでは今年3月に申請している。

 

日本BI、合併後は2社長体制…医薬事業は青野氏が統括

ベーリンガーインゲルハイム ジャパンは12月25日、同社を来年1月1日付で吸収合併する日本ベーリンガーインゲルハイム(日本BI)の代表取締役会長兼社長にトーステン・ポール氏(現・日本BI代表取締役会長)が、代表取締役医薬事業ユニット統括社長に青野吉晃氏(現・日本BI代表取締役社長医薬品事業統括)が就任すると発表した。青野氏が引き続きヒト用医療用医薬品事業を統括し、ポール氏が管理部門を含む経営全体の責任を担う。

 

富士フイルムの認知症薬「T-817MA」、欧州でもP2試験を開始

富士フイルムは12月25日、アルツハイマー型認知症(AD)治療薬「T-817MA」の臨床第2相(P2)試験を欧州で開始したと発表した。対象は早期AD患者で、主要評価項目は脳脊髄液中のリン酸化タウの変化。同薬は富士フイルム富山化学が創製した化合物で、神経細胞保護効果や神経突起伸展促進効果を持つ。日本と米国でもADの適応でP2試験段階にあり、脳卒中後のリハビリテーションの効果を促進する薬剤としても日本でP2試験を行っている。

 

リボミック、加齢黄斑変性治療用アプタマーを韓国企業に導出

リボミックは12月26日、加齢黄斑変性を対象に開発中のアプタマー核酸医薬「RBM-007」について、韓国AJU薬品に韓国・東南アジアでライセンスを供与することで同社と基本合意したと発表した。来春に本契約を結ぶ予定で、リボミックは最大600万ドル(約6億5400万円)を受け取る。同薬は抗FGF2アプタマー。米国で加齢黄斑変性を対象にP2試験を行っており、日本では20年度に骨無形成症でP1試験を開始する見込み。

 

ソレイジアとエディットフォース、ゲノム編集活用しがん領域で共同研究

ソレイジア・ファーマは12月26日、九州大発ベンチャーのエディットフォースと、がん領域での医薬品開発を目指した共同研究開発契約を結んだと発表した。エディットフォースのDNA/RNA編集技術を活用し、対象疾患と標的遺伝子配列、作用機序の組み合わせで複数のプロジェクトを進める。契約に基づきソレイジアは、エディットフォースの基盤技術の実施権などを獲得。エディットフォースに契約一時金と開発マイルストンを支払う。

 

アルフレッサHD 傘下薬局の調剤報酬不正請求、第三者委が報告書

アルフレッサホールディングス(HD)は12月26日、傘下のアポロメディカルHDと日本アポックが運営する調剤薬局で発覚した調剤報酬の不正請求について、第三者委員会から調査報告書を受領したと発表した。

発表によると、不正発覚の発端となったアポロメディカル運営の「アイランド薬局ほくしん店」で1万4422件、アポロメディカルと日本アポックが運営する計170店舗で約23万件の請求時薬歴未記載を確認。自主返還金額はそれぞれ約594万円と約9545万円に上る。再発防止に向けて両社は、人員の増員や再配置を通じた適正人員の確保や、社内ルールの整備、管理体制の強化などを行う。両社の社長らは役員報酬を自主返納した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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