
サンバイオ「SB623」大日本住友との提携解消
サンバイオは12月13日、再生細胞医薬品「SB623」について、大日本住友製薬とのライセンス契約を解消すると発表した。慢性期脳梗塞を対象とした北米(米国とカナダ)での共同開発は中止し、権利はサンバイオに返還される。
慢性期脳梗塞の適応では、米国で行った後期臨床第2相(P2b)試験で主要評価項目を達成できず、大日本住友は事業の優先順位も踏まえて提携解消を決めた。サンバイオは今後も慢性期脳梗塞の適応で開発を続ける。単独で開発を進めている外傷性脳損傷の適応では、日本での申請目標を従来の20年1月期中から21年1月期中に先送りした。「商業用製品生産準備に十分に時間をかけ市販後の安定供給責任を果たすため」という。
塩野義 UMNファーマのTOBを完了、連結子会社化
塩野義製薬は12月13日、UMNファーマに対する公開買い付けが終了し、19日付で同社を連結子会社化すると発表した。取得額は50億2168万円。両社は2017年に資本業務提携を結び、ワクチンの基盤技術を研究してきた。買収によって塩野義はワクチン事業への本格参入を目指す。
ラクオリア 米国拠点を開設、初の海外拠点
ラクオリア創薬は12月13日、初の海外拠点となる米国拠点をカリフォルニア州サンディエゴに開設すると発表した。研究集積地として知られるサンディエゴのイノベーション・エコシステムを活用し、創薬研究・開発に取り組む。今月26日に業務を開始する予定。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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