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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年10月24日)

更新日

 

ゾフルーザ「12歳未満は慎重に投与検討」感染症学会が提言

日本感染症学会は10月24日、塩野義製薬の抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」(一般名・バロキサビル マルボキシル)について「12歳未満の小児では、低感受性株の出現頻度が高いことを考慮し、慎重に投与を検討する」とした提言を公表した。現時点で得られているエビデンスを検討した結果で、12歳以上については「臨床データが乏しい中で、現時点では推奨/非推奨は決められない」、免疫不全患者や重症患者では「単独での積極的な投与は推奨しない」としている。

ゾフルーザをめぐっては、日本小児科学会も今月、▽使用経験の報告が乏しい▽耐性ウイルスが出現する――を理由に「12歳未満の小児に対する積極的な投与は推奨しない」との指針を公表している。

 

中外 19年12月期は売上高6800億円に…業績予想を上方修正

中外製薬は10月24日、2019年12月期の通期業績予想を、売上高6800億円(従来予想比875億円増)、コア営業利益2180億円(750億円増)に上方修正すると発表した。がん領域の主力品や新製品に加え、血友病治療薬「ヘムライブラ」の国内販売やスイス・ロシュ向け輸出が好調に推移。ロイヤリティ収入なども計画を上回っており、製品構成の変化による原価率改善も織り込んだ。

 

大原薬品、ニザチジンを自主回収…一部ロットに発がん性物質

大原薬品工業は10月23日、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「ニザチジンカプセル『オーハラ』」の2ロットから発がん性物質N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が管理水準を超えて検出されたとして、対象ロットの自主回収(クラスI)を行うと発表した。H2受容体拮抗薬に発がん性物質が混入した問題をめぐっては、ラニチジンを扱う11社すべてがクラスIでの自主回収を実施。類似化合物であるニザチジンの回収は大原薬品が初めて。

 

東邦HD、4~9月期業績予想を上方修正

東邦ホールディングスは10月24日、2019年4~9月期業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高6340億円(従来予想比470億円増)、営業利益79億円(32億円増)。価格の高い新薬やスペシャリティ領域製品の売り上げが伸びたほか、消費増税に伴う薬価改定による仮需要や流通改善ガイドラインに基づく単品単価交渉により、売り上げ、利益とも従来予想を上回る。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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