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「薬理研究」「製造技術」「生産技術」などで求人増加|製薬業界 転職市場トレンド (2019年10月)

更新日

製薬業界の転職市場のトレンドを、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。

 

全体的に前月から微増

2019年10月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月から増加しました。

 

2019年10月 職種別求人件数の前月比増減

 

職種別に見てみると、「薬理研究」(17%増)や「製造」「生産技術」(いずれも16%増)、「製造技術」(10%増)などが増加しました。一方、「マーケティング」(10%減)や「PV・PMS」(7%減)、「QC・QA・監査」(6%減)などは減少しています。

 

[研究職]バイオベンチャーのほか受託研究機関での募集も

研究職は、引き続きバイオベンチャーの採用意欲が高水準。受託研究機関での募集も増えました。

 

メーカーからはこれまで同様、低分子と高分子、両方の分野で求人が出ています。募集職種は、基礎研究から前臨床研究まで企業によってさまざま。一部の企業では、AI(人工知能)やプログラミング、計算科学などを活用した、いわゆる「ドライ系」の研究ポジションも募集しています。

 

[開発職]メーカー・CROともにDMや統計解析のニーズが高め

開発職全体の求人件数は前月からほぼ横ばい。職種別では、DM(データマネジメント)や統計解析の募集が増えました。一方、CRAの求人は、採用枠を満たして募集を終えた企業があり、求人件数は減少しています。

 

メーカーでは日系・外資系ともに採用意欲が高い状況。「SAS」や「CDISC」の知識・経験に加え、生物統計の素養や経験、さらには英語力を求める求人が増えています。CROでは実務経験がポイントに。募集時点で、臨床開発と市販後のどちらの業務を担当するか、明確に示している求人も出ています。

 

[製造職]全体的に求人件数は豊富、勤務地の希望も叶いやすい状況

製造職は全体的に求人件数が大幅に増加。新薬メーカーと後発医薬品メーカーともに採用意欲は高く、バイオベンチャーでも新たな求人が出ています。工場は全国各地に点在していますが、求人の選択肢が多い今は、勤務地の希望も叶いやすい状況にあると言えるでしょう。

 

増加率で見ると製造技術や生産技術の伸びが大きくなっていますが、件数で見ると品質保証の増加が顕著です。特に、本社勤務のGQP品質保証のニーズが高く、中には工場での品質保証経験があれば挑戦できる求人もあります。

 

[営業/マーケティング職]MRは小規模採用の求人が増加、マーケティングは求人減

MRは採用枠が小さいスポット的な募集が微増。担当する疾患領域は求人によってさまざまです。入社日がピンポイントで指定されている求人もあるので、気になる求人があればタイミングを逃さず応募することが大切です。

 

マーケティングの求人件数は減少。とはいえ、求人件数は一定数ありますし、入れ替わりで新たな求人も出てきています。日系・外資系ともに、製品のローンチ経験や疾患領域の経験が求められます。

 

※ ※ ※

 

求人動向が目まぐるしく変化する昨今の製薬業界。Answers転職サポートは、求人情報から転職市場の動向まで、幅広く情報提供を行っています。経験や希望にあわせたキャリアの提案も行っていますので、転職活動中の方はもちろん、転職しようかどうか迷っている方も、気軽にご相談ください。問い合わせはこちら

 

(コンサルタント 香本牧子)

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