製薬業界の転職市場の動向を、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。
全体的に前月から微増
2019年9月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月からわずかに増えました。
職種別に見てみると、「基礎研究」(26%増)や「QC・QA・監査」(21%増)などが増加しました。一方、「MR」(8%減)や「管理薬剤師」(8%減)などは減少しています。
[研究職]バイオベンチャーでの募集が活発
基礎研究では、テクニシャンからリーダークラスまで幅広く求人が出ています。募集の中心はバイオベンチャー。集積地である神奈川県や兵庫県を勤務地とする求人も目立ちます。
ベンチャーの募集は単発のものが多く、募集開始から採用までのサイクルは比較的短い傾向にあります。求められる技術や経験も企業によってさまざま。自分にマッチする求人があれば、そのタイミングが転職のチャンスでしょう。
[開発職]外資系メーカーで新規の募集
開発職の求人件数は前月からほぼ横ばい。外資系メーカーを中心に、管理職ポジションを含む求人が新たにいくつか出ています。職種別では、開発企画やモニタリングの上位職(プロジェクトマネジメント)の募集が増えました。
CROの採用意欲は引き続き高く、CRAだけでなくDM(データマネジメント)や統計解析の求人も増えています。
[製造職]CMC関連の職種が増加
製造職はCMC関連の職種で求人が増えています。求人件数自体も製造系のほかの職種より多く、選択肢は豊富です。製薬メーカーはもちろん、CMO(製造受託)や原薬メーカーでも募集しています。
扱う製品の種類や剤形は企業によってさまざま。採用ニーズの高い今は、求められる経験から多少外れていても挑戦できる求人が多くあり、キャリアを広げるチャンスと言えます。
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Answers転職サポートでは、求人情報の提供はもちろん、一人ひとりの経験や希望にあわせたキャリアの提案を行っています。転職活動を始めた方も、転職しようかどうか迷っている方も、気軽にご相談ください。問い合わせはこちら。
(コンサルタント 香本牧子)
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