ブロモクリプチンをアルツハイマー薬に…東和、タイムセラと共同研究開発
東和薬品は8月26日、京都大発スタートアップのタイムセラと、iPS創薬によるドラッグ・リポジショニングの共同研究開発契約を結んだと発表した。京大iPS細胞研究所が患者のiPS細胞を使って探索した結果、家族性アルツハイマー病に効果を示す可能性があることがわかった持続性ドパミン作動薬ブロモクリプチンについて、共同研究開発を始める。今後は別の神経疾患に関しても治療薬の候補品を探索するという。
アミカス ムコ多糖症VII型治療薬を導入、厚労省が開発公募
アミカス・セラピューティクスは8月26日、米ウルトラジェニクス・ファーマシューティカルズとムコ多糖症VII型治療薬Vestronidaseαの日本での開発・製造販売に関するライセンス契約を結んだと発表した。同薬はウルトラジェニクスが開発した酵素補充療法の治療薬で、国内ではすでに医師主導治験が進行中。2018年7月に行われた厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の結果を受けて厚労省が開発企業を募集し、アミカスが開発を申し出た。
協和キリン、ブロダルマブ 掌蹠膿疱症のP3試験を開始
協和キリンは8月26日、乾癬治療薬のブロダルマブ(開発コード・KHK4827、製品名・ルミセフ)について、国内で掌蹠膿疱症を対象とした臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。同薬はインターロイキン(IL)-17受容体A抗体。16年に世界に先駆けて日本で承認された。
プレフィルドシリンジ市場、22年に188億円に…18年比40.3%増、バイオ薬で需要拡大
富士キメラ総研は8月23日、国内のプレフィルドシリンジ市場が2022年に18年比40.3%増の188億円に拡大するとの予測を発表した。バイオ医薬品の増加に伴って需要が拡大するという。PTPシートの市場は22年に173億円に達し、18年比20.1%増となる見通し。OD錠(口腔内崩壊錠)などに使われる価格の高い高バリア製品の増加が市場拡大を後押しする。