
エーザイ、英ダンディー大と標的タンパク質分解誘導薬の共同研究
エーザイは7月8日、英ダンディー大と、がん領域を対象に標的タンパク質分解誘導薬(PROTACs)の共同研究を行うと発表した。PROTACsは、標的タンパク質に結合する部位とユビキチン化酵素に結合する部位を持つキメラ型化合物。標的タンパク質に分解の目印となるユビキチンを付け、細胞内分解システムによって分解を促す。低分子阻害薬ではアプローチが難しいがん細胞への効果が期待されている。
共同研究では、同大のPROTACsの知識や技術とエーザイのがん領域の知見を組み合わせて新薬の開発を目指す。共同研究契約に基づき、エーザイは成果化合物の開発・商業化に関するオプション権を持つほか、同大に契約一時金とマイルストン、ロイヤリティを支払う。
テラ 理研免疫再生医学と事業提携…細胞加工を受託
テラは7月8日、理化学研究所発のバイオベンチャーである理研免疫再生医学と事業提携に向けた基本合意を結んだと発表した。理研免疫再生医学はナチュラルキラーT細胞標的治療を開発しており、テラは技術やノウハウの実施許諾を受け、理研免疫再生医学が提携する医療機関から免疫細胞の加工を受託する。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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