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[再生医療]研究開発の進展で募集職種に広がり|製薬業界 転職市場トレンド(2019年6月)

製薬業界の転職市場のトレンドを、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。

 

求人件数は全体的に増加、久々にMRで新規の求人

 2019年6月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月から増えました。

 

2019年6月 職種別求人件数の前月比増減

 

職種別に見てみると、「MR」(23%増)や「MW(メディカルライティング)」(11%増)などが増加しました。一方、「管理薬剤師」(11%減)や「薬理研究」(10%減)などが減少しています。

 

MRは、久しぶりに新しい求人がいくつか出てきました。オンコロジーやスペシャリティ領域での募集が目立ちます。ただ、ひとつひとつの求人はどれも採用枠が小さく、短期間で募集が終わってしまうものも多そうです。

 

開発や製造でも新しい求人が出ており、開発ではDMや統計解析、製造ではCMCや分析関連の職種で求人が増えています。いずれも以前からニーズの高い職種で、企業側の採用意欲も高い状態が続いています。

 

[今月の注目トピック:再生医療]研究開発の進展で募集職種に広がり

2012年、京都大の山中伸弥教授がiPS細胞の樹立でノーベル賞を受賞し、注目が高まった再生医療。14年の旧薬事法(現医薬品医療機器等法)改正で再生医療等製品の特性を踏まえた規制が整備されたことで開発が活発化し、人材の募集も一気に増加しました。それから5年たち、普及期に向かう中、採用のトレンドも少しずつ変化してきています。

 

再生医療等製品の研究開発は、多くがバイオベンチャーで行われており、今、出ている求人も大半はバイオベンチャーのもの。研究職の募集が最も多いのは以前から変わりませんが、最近では、研究開発が進んだことで開発職や製造職にも採用が広がってきています。将来の販売を見据え、量産化・プロセス研究の担当者を募集する企業も見られます。大手製薬メーカーの中にも再生医療に取り組んでいるところはありますが、今のところ求人はほとんどありません。

 

再生医療の研究職を募集しているのは、バイオベンチャーの中でも比較的規模の大きい企業が中心。求人の多くは細胞培養の経験を持った同業やアカデミアの研究者を対象にしたものですが、数年前と比べると事業会社での勤務経験を求める企業が増えており、採用の基準は上がっている印象です。

 

開発職や製造職は、バイオベンチャーだけでなく、再生医療等製品の開発や製造受託を手がける化学メーカーなどでも募集が見られます。再生医療分野で開発・製造の経験を持っている人はまだ少ないので、バイオ医薬品の経験があれば挑戦できる求人も多くあります。

 

「ハートシート」「テムセル」「ステミラック」「キムリア」など、日本でも再生医療等製品の承認は増えていますが、一方で実用化のスピードが速すぎると危惧する声も上がっています。コスト面をはじめ課題も多く、国の政策や企業の動向次第で今後の展望も大きく変わってくるでしょう。

 

Answers転職サポートでは、再生医療分野での転職活動について、まずは情報収集から初めたいという人のご相談も受けています。業界の動向から転職市場トレンド、具体的な求人まで、お気軽にお問い合わせください。問い合わせはこちら

 

(コンサルタント 香本牧子)

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