ホスレノール後発品、特許訴訟でバイエル敗訴
高リン血症治療薬「ホスレノールOD錠」(一般名・炭酸ランタン水和物)を販売するバイエル薬品が、同薬の後発医薬品の承認を取得したコーアイセイや日本ケミファなど5社を相手取り、後発品の販売の差し止めを求めた訴訟で、東京地裁は6月12日、バイエルの訴えを棄却する判決を言い渡した。バイエルは両社の後発品が先発品の特許を侵害しているとし、2018年9月に提訴していた。
仏ダッソー、米メディデータを6200億円で買収へ
ソフトウェア大手の仏ダッソー・システムズは6月12日、治験向けのテクノロジープラットフォームを提供する米メディデータ・ソリューションズを買収することで合意したと発表した。メディデータの発行済み全株式を1株あたり92.25ドルで取得する。買収額は57億ドル(約6200億円)となる。
武田 自社業務に最適化したAI翻訳を開発
AI(人口知能)を使った自動翻訳技術を開発するロゼッタ(東京都千代田区)は、武田薬品工業と同社の業務に最適化したAI翻訳を共同で開発すると発表した。外国語に関わる業務の効率化と外注コストの削減につなげる。
ロゼッタが開発したAI翻訳「T-4OO」はすでに、80社以上の製薬会社が導入。ロゼッタは武田との共同開発で得られた成果の一部をT-4OO全体の精度向上にも活用する。