
塩野義 米アキリからADHD治療用ゲームを導入
塩野義製薬は3月7日、米アキリ・インタラクティブ・ラボと、デジタル治療用アプリ「AKL-T01」「AKL-T02」の導入に関する契約を結んだと発表した。塩野義は、日本と台湾でアプリを独占的に開発・販売する権利を獲得する。製造やデータ管理はアキリが行う。
小児ADHD(注意欠陥・多動症)の治療用ゲーム「AKL-T01」は米国で申請済み。小児の自閉スペクトラム症(ASD)の不注意症状の治療用アプリ「AKL-T02」も臨床開発が進んでいる。塩野義は、アキリに一時金2000万ドル、開発・販売段階に応じたマイルストン(最大1億500万ドル)、ロイヤリティを支払うほか、今後の出資も予定している。
エーザイ 不眠症治療薬レンボレキサントを日本で申請
エーザイは3月7日、不眠症治療薬レンボレキサントを日本で申請したと発表した。同薬は、オレキシン受容体の2つのサブタイプに対し、オレキシンと競合的に結合する薬剤で、エーザイが創製。オレキシンによる神経伝達を阻害することで覚醒を制御し、睡眠と覚醒を調整すると考えられている。米国では昨年12月に申請済み。軽度・中等度のアルツハイマー病/認知症に伴う不規則睡眠障害リズム傷害を対象とした臨床第2相(P2)試験も行っている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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