バイエル 前立腺がん治療薬ダロルタミドを日本で申請
独バイエルは3月5日、去勢抵抗性前立腺がん治療薬ダロルタミドを日本で申請したと発表した。同薬はフィンランドのオリオン・コーポレーションと共同開発した非ステロイド性のアンドロゲン受容体阻害薬。非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象に行った臨床第3相試験では、プラセボに比べて無転移生存期間を有意に延長した。同薬は米国でも申請済み。
ファイザー日本法人 18年度は2.6%増収「イブランス」が牽引
ファイザー日本法人は3月5日、2018年度(17年12月~18年11月)売上高が前年度比2.6%増の4536億円だったと発表した。18年4月の薬価改定で約6%のマイナス影響を受けたものの、17年12月発売の乳がん治療薬「イブランス」や、疼痛治療薬「リリカ」、関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」などが拡大。同日、東京都内で記者会見した原田明久社長は「厳しい外部環境だったが、将来に向けて重要な1年となった」と話した。
ビーアイメディカル CSO事業をIQVIAに譲渡
ベルシステム24ホールディングスは3月4日、連結子会社ビーアイメディカルのCSO事業(管理部門は除く)をIQVIAサービシーズジャパンに譲渡すると発表した。同時に、伊藤忠商事が保有するビーアイメディカルの全株式(発行済み株式の45%)を取得し、完全子会社化する。CSO事業の譲渡と株式の取得は、いずれも3月31日に完了する予定。ビーアイメディカルは、CRO事業などに注力する。
メディシノバ ドイツに欧州子会社を新設、英国のEU離脱を受け
米国発のメディシノバは3月5日、ドイツに子会社を設立したと発表した。同社は16年12月に欧州の開発拠点として英国に子会社を設立したが、英国のEU離脱を受け新たな子会社を設立することにした。同社はALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経系疾患を適応とする「MN-166」(一般名・イブジラスト)や、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)などの繊維疾患を適応とする「MN-001」(タイペルカスト)を中心に開発を進めている。