
武田薬品、大阪本社ビルなどを売却へ
武田薬品工業は1月28日、大阪市中央区の大阪本社ビル(武田御堂筋ビル)など21の不動産を売却すると発表した。
子会社・武田薬品不動産に子会社を設立し、不動産事業の一部を承継した上で新会社の全株式を売却。売却先・譲渡額は非開示で、武田薬品は2019年3月期決算に株式譲渡益約380億円を計上する。売却後も大阪本社ビルではこれまで通り業務を続ける。同社はシャイアー買収による財務負担軽減のため、最大100億ドル規模でノンコア資産の売却を進める方針。
米アッヴィ 18年12月期は16.1%増収、ヒュミラ 4Qは米国外で15%減
米アッヴィが1月25日発表した2018年12月期業績は、売上高327億5300万ドル(前期比16.1%増)、純利益56億8700万ドル(7.1%増)だった。関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」は199億3600万ドルで8.2%増だったが、10~12月期はバイオシミラーの登場により米国外で14.8%の減収となった。
C型肝炎治療薬「マヴィレット」は34億3800万ドル、白血病治療薬「Venclexta」は3億4400万ドルと、いずれも前期比で倍以上の伸び。19年12月期の調整後希薄化後EPS(1株あたり利益)は 8.65~8.75ドル(18年12月期は7.91ドル)を見込んでいる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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