
大日本住友製薬は9月27日、生産部門の従業員を対象に早期退職者を募集すると発表した。国内工場の再編に伴うもので、募集の上限は定めない。早期退職に伴う特別退職金を、2018年3月期決算に特別損失として計上する。
大日本住友は18年度、茨木工場(大阪府茨木市)の生産機能を鈴鹿工場(三重県鈴鹿市)に移管するとともに、愛媛工場(愛媛県新居浜市)の閉鎖を予定している。
早期退職者募集の対象となるのは、今年9月1日時点で生産本部に所属し、来年3月31日時点で45歳以上かつ勤続年数5年以上の従業員。募集期間は11月15日~12月15日で、応募者は来年3月末で退職する。退職者には特別退職金を加算して支払うとともに、希望者には再就職支援も行う。
大日本住友は、最主力品の抗精神病薬「ラツーダ」の特許切れを19年に控えており、人員体制の見直しを進めている。16年8月には、生産部門を除く国内の従業員を対象に早期退職の募集を行い、295人が退職した。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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