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[費用対効果/患者アウトカム評価]有効性・安全性だけでない医薬品の価値を評価 担当者の募集が増加|製薬業界 転職市場トレンド(2019年5月)

製薬業界の転職市場のトレンドを、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。

 

求人件数は全体的に減少、募集終了の求人が出始めるも採用意欲は引き続き堅調

2019年5月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月から減りました。

2019年5月 職種別求人件数の前月比増減

職種別に見てみると、「ライセンシング・事業開発」(13%増)や「CRA」(11%増)などが増加しました。一方、「PV・PMS」(24%減)や「前臨床研究」「マーケティング」(14%減)などが減少しています。

 

開発系の職種ではCRAやCRAサポート職の増員が目立ちます。バイオベンチャーでは、企画から申請まで開発業務を幅広く担当するポジションの求人が出てきています。

 

一方、研究職の求人件数は減少傾向に。ただし、採用意欲が衰えたわけではなく、引き続きバイオベンチャーを中心に積極的な募集が続いています。

 

 

[今月の注目トピック:費用対効果/アウトカム評価]幅広い職務経験や学術的バックグラウンドを生かすことができる

公的医療保険の維持を大義に薬価抑制策が厳しさを増す中、製薬業界では「医薬品の多面的価値」が注目を集めています。医薬品は従来、有効性・安全性などの「医療的な価値」で評価されてきましたが、QOL向上や生産性損失の解消、介護負担の軽減による家族の労働生産性の向上といった「社会的な価値」でも評価しようという取り組みが、製薬企業の間で広がっています。

 

今年4月には、医薬品の費用対効果を薬価に反映する「費用対効果評価制度」が導入されました。これは「経済性」という医薬品の一つの価値を評価しようという動きですが、これ以外にもQOL向上への寄与といった「患者アウトカム」も注目を集めており、リアルワールドデータも活用しながらエビデンスを創出しようという機運も高まっています。

 

こうした動きは、製薬メーカーの採用活動にも現れ始めており、費用対効果評価の担当者や、患者アウトカムを分析・評価する職種の募集が増加しています。現在、大手企業を中心に、経験者はもちろん、医療経済や疫学、公衆衛生、マーケットアクセス、データサイエンスなど様々なバックグラウンドを持つ人を募集中。配属部署や職務内容は企業によってさまざまですが、▽研究▽開発▽薬事▽メディカル▽市場調査――など経験が生きる職種の幅も広く、アカデミアからの受け入れも積極的です。

 

いわゆる「バリュー・ベースド・メディスン」が求められる中、こうした職種のニーズは今後も高まると考えられます。Answers転職サポートでは、最新の求人をご紹介しているほか、「具体的にどんな仕事をするのか」「自分の経験を生かすことができるのか」といった疑問にもお答えします。興味のある方は、お気軽にご相談ください。問い合わせはこちら

 

(コンサルタント 香本牧子)

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