塩野義 ペプチドリームとペプチド薬物複合体の共同研究
塩野義製薬は1月23日、ペプチドリームとペプチド薬物複合体(PDC)に関する包括的な共同研究契約を結んだと発表した。共同研究では、ペプチドリームが脳移行性を向上させるカーゴペプチドを探索し、塩野義がそれに化合物を結合させることで、PDC医薬品の創製を目指す。
米J&J 18年12月期、医薬品売上高は前年比12.4%増
米ジョンソン&ジョンソンが1月22日発表した2018年12月期決算によると、医薬品の世界売上高は407億3400万ドル(前年比12.4%増)だった。17年に買収したアクテリオンの業績が寄与したほか、乾癬・クローン病治療薬「ステラーラ」(51億5600万ドル、28.5%増)や関節リウマチ治療薬「シンポニー」(20億8400万ドル、13.7%増)などの販売拡大が売上高を押し上げた。
18年12月期の同社全体の売上高は815億8100万ドル(6.7%増)、純利益は152億9700万ドル(1.7%増)だった。19年12月期は、全体で売上高804~812億ドルと減収を予想している。
厚労省 免疫アレルギー疾患研究10カ年戦略を策定
厚生労働省は1月23日、向こう10年の免疫アレルギー疾患研究の方向性を定めた「免疫アレルギー疾患研究10カ年戦略」を公表した。アレルギー疾患対策基本法(2015年施行)の基本指針に基づいて策定されたもので、「層別化医療および予防的・先制的医療」の実現に向けた疾患の本態解明などを目標に掲げている。