吸入補助器(スペーサー)
吸入器スペーサーとは、喘息の発作や呼吸困難の治療薬としてよく用いられる吸入剤を、適切に患者が使用できるようにするために用いられる器具。
吸入剤は通常吸入器に入っている。患者は口腔内に薬剤を噴霧しつつ、息を深く吸い込んで患部(気道や肺)に薬剤を届ける必要がある。ただし、呼吸が弱い患者や、呼吸のタイミングを上手く調節できない小児や高齢者といった患者の場合は吸入剤を適切に使用できないため、吸入器スペーサーが必要である。
吸入器スペーサーは製薬企業ごとに開発しているため、様々な形状がある。通常、吸入器から吸入器スペーサーの中に一度薬を噴霧した後、吸入補助器をくわえて薬剤を吸い込む。あらかじめ吸入器スペーサーの中に薬剤を噴霧することで、噴霧と吸気のタイミングを合わせる必要がなくなるため、患者が薬剤を適切に服用しやすくなる。
- カテゴリ:
- その他
お知らせ
年末年始休業中のお問い合わせについて
Answersとは
Answersは製薬業界専門の転職サイト。長年の実績と製薬企業各社との太いパイプを活かし、製薬業界の求人を豊富に取りそろえています。
Answersは東証プライム市場上場の(株)クイックが厚労省の許可を受けて運営しています。