副作用
副作用とは、薬物を服用したことによって生じる、主要な作用以外の2次作用を指す。
人体にとって悪い影響を及ぼす作用を副作用と呼ぶ傾向が強いが、本来の意味では良い作用か悪い作用かによって呼び分けるものではないので、注意が必要である。人体に悪影響を及ぼす作用のみを厳密に指す場合は、副作用ではなく「薬物有害反応」という言葉を用いる。
副作用はあらゆる患者に起こる可能性があるが、特に妊婦・授乳婦・高齢者・小児が薬を服用する際は注意が必要である。妊婦や授乳婦は服用することによって胎児・乳児にも影響が及ぶ可能性がある。高齢者は代謝が低く、体液量なども少ないために、医薬品の効果・副作用共に大きくなる傾向にある。また、小児も高齢者と同じく代謝が低いため、効果や副作用共に大きくなる傾向がある。
また、副作用を利用して製品化された薬剤もある。勃起不全薬の「バイアグラ®(シルデナフィル)」(元は狭心症の治療薬)や、睡眠改善薬の「ドリエル」(元は乗り物酔いの予防薬や、アレルギー性鼻炎の治療薬)などが例として挙げられる。
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