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漢方薬

漢方薬とは、漢方医学に基づいて処方される医薬品で、複数の生薬を組み合わせた薬。まれに、単独で漢方薬として使用される生薬も存在する(例:甘草)。

漢方薬は、西洋医薬品と比べて薬効が穏やかなものが多いため、副作用や飲み合わせの悪さなどがないと誤解されることもある。医薬品である以上、薬効・副作用はどちらも存在するため、処方する際には西洋医薬品と同じように注意が必要である。
漢方薬には、体調をととのえる程度の薬効を持つ薬から、抗マラリアや局所麻酔作用といった強い効果を持つ薬まで、さまざまなものがある。

漢方薬と民間薬、生薬が同義であると混同されがちだが、これらはそれぞれ異なる意味を持つ。

■漢方薬と民間薬の違い
漢方薬は、漢方医学(東洋医学)の理論に基づいて処方されるが、民間薬は先人の経験や民間伝承によって生み出された薬である。漢方薬は効果が論理的に立証されているが、民間薬の場合、効果と根拠の結びつきが不確かなものが多い。

■漢方薬と生薬の違い
生薬とは、自然界に存在する動植物、またはその一部を用いる薬。天然由来の医薬品の総称。砕いたり乾燥させたりといった加工が施されることはあるが、精製技術を必要としない点が特徴である。
漢方薬は、生薬を複数組み合わせることによってつくられる薬である。すべての生薬が漢方薬として使用されるわけではない。

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