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舌下錠

舌下錠とは錠剤の1種で、口腔内で溶かして使用する薬。噛み砕いたり、嚥下してはいけない。
※舌下錠を飲み込んだ場合、即効性が失われたり効果そのものが無くなってしまう。

舌下錠は舌の下に入れて使用する。唾液によって薬が溶け、有効成分が口腔粘膜から吸収されることで効果を発揮する。
舌下錠は、服用してから体内に作用するまでの時間が非常に速いという長所を持つ。狭心症の発作を止めるためのニトログリセリン錠などに用いられる。

■バッカル剤との違い
口腔内で溶かして使用する薬には、舌下錠以外にバッカル剤がある。両者の違いは以下の通りである。
※口腔内に含む薬には、そのほかにチュアブル錠があるが、チュアブル錠は噛み砕かないと効果が発揮されないという大きな違いがある。

・口腔内における薬の置き場所
舌下錠…舌の下
バッカル剤…歯と歯茎の間

・有効成分の効果を発揮するまでの時間
舌下錠の方がバッカル剤よりも速い。

・誤飲について
置き場所の違いから、バッカル剤の方が誤飲の危険性が薄い。

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