軟カプセル剤
軟カプセル剤とはカプセル剤の一種で、液状やペースト状の薬をシートで包み込み、球形や楕円形に成型したもの。あらゆる剤形のなかで唯一、油脂分が多い液状の薬を製剤できる。ソフトカプセルともいわれる。
※粉状・顆粒状の薬を円筒形の容器に詰めたカプセル剤は「硬カプセル剤」といわれる。
軟カプセル剤で用いられるシートには、主にゼラチンが用いられる。シートに弾力性を持たせるため、グリセリンやソルビトールといった添加物が用いられることも多い。
基本的に内服薬として使用されるが「レクタルカプセル※」のように、坐剤として用いられる軟カプセル剤も存在する。
※レクタルカプセル…坐剤として用いられる軟カプセル剤。直腸に作用するカプセル剤で、形は円錐形である。
通常、坐剤は体温で溶ける油脂性基剤で薬をコーティングするが、薬効成分と油脂性基剤の相性が悪い場合、このレクタルカプセルが用いられる。
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