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頓服薬

頓服薬(とんぷくやく)とは、なんらかの発作が起こった時や症状が悪化した際に用いる薬で、服薬の時間帯が決められていない薬のことである。対症療法として用いられる薬のため、薬効成分・剤形ともに即効性のあるもので作られている。

服薬の時間が定められていないからといって、症状がないときにむやみに飲んだり、連続して服薬してはいけない。胃を荒らしたり副作用の危険性を高めてしまうこともある。一度服薬してから次の頓服薬を服薬するまでには、一般に4~6時間ほどの間隔をあける必要がある。

■主な種類

・解熱剤…38.5℃以上など、高熱の際に使用する。
・鎮痛剤…頭痛や腹痛、生理痛など、突発的な痛みや急激に悪化した痛みを抑えるために使用する。
・睡眠剤…眠れない時の睡眠誘導剤として使用する。
・血管拡張剤…狭心症の発作が起こった時に使用する。舌下錠のニトログリセリンが有名である。
・下剤…便秘の症状が悪化した際に使用する。

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