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MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査とは、磁気共鳴画像検査の略称。磁気の強い磁石が埋め込まれた筒の中に患者を通し、電波を患者の体に浴びせることにより、体内の状態を白黒画像として出力する検査方法である。
近年では超伝導電磁石を使用することで発生させる磁場をより強くし、高精度な画像を作成できるよう工夫された機械が製品化されている。
また、今までMRIといえば筒状(ドーナツ型)の機器が一般的だったが、ここ数年では「騒音が少ない」「漏洩磁場が少ない」というメリットを持ったオープン型MRIや、小型の四肢専用MRIなども製品化されるようになってきた。

「体の断面像を描写する」という特徴からCTと比較されることが多い。CTと比較した際の長所・短所には以下のようなものがある。

■長所
・X線を使用しないため、放射線被爆の心配がない
・CTではアーチファクト(ノイズ、画像の乱れ)が起こるために観察しづらい脳底や軟骨、靭帯の病変抽出に優れている
・頭部の検査などでは、MRIのほうが病変と正常組織の濃度の差がはっきりとした画像が得られる」(または細胞間コントラストに優れる

■短所
・稼働中の機器が発する騒音が大きい
・磁場が変動することにより抹消神経刺激を受ける可能性がある
・高周波のRFパルス(電磁波)が照射されるため、発熱する可能性がある

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