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プロモーションコード

プロモーションコードとは、医療用医薬品プロモーションコードの略称。製薬企業が、自社製品のプロモーション活動(情報の提供・収集・伝達活動すべてを含んだ総称)を行う際に、守るべき行動基準を示したもの。過剰な接待・贈答といった、医薬品の適正使用を妨げる恐れがある行動の予防と、製薬業界のイメージダウンに繋がる行動の誘発の防止が目的である。1993年に日本製薬工業協会(製薬協)によって定められた。
国際製薬団体連合会(IFPMA)が定める医薬品マーケティングコードと整合性がとられており、IFPMA側のコード改定のたびにプロモーションコードの改定も行われている。

プロモーションコードは、主に営業部門(MR)の行動規範になっており、「行うべき義務」「守るべき節度」が条文化されている。
社員がプロモーションコードに違反した行動をとった場合、会社全体が「指導」「警告」などの処分を受けることとなる。

具体的なプロモーションコードの例には、以下のようなものがある。

・講演会などの実施について
企業が開催する講演会は、医薬品などの専門的な情報を提供する目的に限る。講演会に伴って行事(懇親会など)を開く場合は業界の品位を考慮し、あまり華美にならないよう注意する。

・物品の提供について
適正使用を乱す可能性のあるものや、製薬業界や医薬業界の品位を下げるような物品を提供してはならない。

・金銭類の提供について
企業側は直接的・間接的を問わず、医薬品の適正使用に影響を与える可能性がある金銭類を、医療従事者側に提供してはならない。

・プロモーション活動の際に使用する資料について
資料には、学会で発表した際に使ったデータではなく、論文に使用したデータを用いる。

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