合併症
合併症とは、何かしらの疾患が原因となって発症する別の病気。もしくは、手術や検査したことが原因となって起こる病気を指す。ただし、手術や検査が原因となって発症する病気は「併発症」「手術併発症」「検査併発症」などと呼び分けることもある。
■合併症の例
・糖尿病が原因で、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞になる例
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために血中のブドウ糖(血糖)濃度が高くなる病気である。血糖濃度が高い状態が長く続くと、血管が傷ついたり詰まるなどして血液の流れが障害されて動脈硬化が生じ、脳梗塞や狭心症・心筋梗塞などの発症につながる場合がある。
このほか、高血圧の合併症で脳卒中になったり、インフルエンザの合併症としてインフルエンザ脳症を引き起こすケースなどがある。
・消化器手術後に腸閉塞になる例〔手術併発症〕
消化器手術を行ったことで、腸と腹腔壁や、腸同士が癒着してしまい、腹痛や嘔吐などの症状が出る腸閉塞が発症することがある。
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