SSRI離脱症候群
SSRI離脱症候群とは、SSRIやSNRIといった向精神薬を減薬・断薬した際に表れる離脱症状の総称。
めまいや性欲減退など、具体的な症状が薬物依存症の症状と似ているため、差別化するためにこの言葉が使われる。離脱症状を引き起こす薬は多種あるが、そのなかでもSSRIは最も離脱症状を起こしやすい薬であるため、このSSRI離脱症候群という名前自体が離脱症状を説明する際の代表的な例として挙げられることが多い。
また、妊婦に対するSSRI処方を断薬することは重篤な離脱症状や合併症を引き起こす危険性が高いとされ、推奨できない。
SSRI離脱症候群か、薬物依存症による症状なのかを決める指標は以下の通り。
■SSRI離脱症候群の指標
・発症のタイミングが、4週間以上の投薬治療における断薬・減薬後であること
・元の精神疾患の症状が再発したものであると判断できないこと
・患者が抱えている他の内科疾患や治療内容に起因していないこと
なお、主な症状は以下の通りである。
■症状
めまい、発汗、吐き気、不眠
性欲の減退もしくは衰退、早漏、持続勃起症といった性機能障害
(脳への衝撃[脳ショック]と呼ばれる症状が現れることもある)
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