奏効率(そうこうりつ)
奏効率とは、あるがん治療法を患者に用いた際、その治療を実施した後にがん細胞が縮小もしくは消滅した患者の割合を示したもの。治療法の評価の基準として用いられ、奏効率20%以上の場合に効果があるとされる。
臨床試験後のがん細胞の状態は、以下の4段階に分けることが出来る。
CR(Complete Response):完全に腫瘍が消失している。完全奏効ともいう。
PR(Partial Response):腫瘍が全体の30%以上消失した状態。部分奏効ともいう。
SD(Stable Disease):腫瘍の大きさが、治療前とまったく変わらない。
PD(Progressive Disease):治療前と比べて腫瘍が20%以上大きくなった状態、もしくは新病変が出現した。
奏効率の算出方法は以下の通り。
(CRの患者数+PRの患者数/治療患者総数)×100=奏効率(%)
- カテゴリ:
- 業界用語・専門用語
お知らせ
年末年始休業中のお問い合わせについて
Answersとは
Answersは製薬業界専門の転職サイト。長年の実績と製薬企業各社との太いパイプを活かし、製薬業界の求人を豊富に取りそろえています。
Answersは東証プライム市場上場の(株)クイックが厚労省の許可を受けて運営しています。