顆粒剤
顆粒剤とは医薬品の剤形の一種で、散剤と呼ばれる粉末状の薬よりも粒が大きく、大きさも揃っている薬を指す。粒の直径が0.1~1mm程度に成形されている。
粉末を成形する点では錠剤と似ているが、錠剤は高圧で打錠して作る一方、顆粒剤は粒子と粒子の間に空気を多く含んでいる。顆粒剤のなかには、においや苦味の抑制や、薬が溶ける時間を調節する為に、表面にコーティングが施されているものもある。薬が溶け出す時間を調節しやすいため、腸溶性や効果を持続させる製剤を作りやすいという特徴がある。
■顆粒剤のメリット
・水に入れた際に崩壊しやすく、溶解しやすい
・粉末よりも一粒あたりが大きいため、粉塵を発生させる恐れが少ない
・水を加えた際、凝固する恐れが少ない
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